ジャンクとして購入した
GIBSON Les Paul Studioを
素人が自分の手で
どこまで出来るかやってみます。
Contents
ネック折れをボンドで接着
ネック折れの修理と
音出しまでは前回の記事で書きましたが
今回は見た目をやっていきます。
各パーツ外れ・汚れ
せっかくなので
金属パーツは磨いておきます。
ブリッジは謎の日本製が付いていたので
GOTOH製に交換しちゃいました。
ブリッジ:GE104B
GIBSON レスポールスタジオに付きましたが
キッツキツでした・・
テールピースもアンカーはねじ込む大変だったので
純正を使っています。
テールピース:GE101Z
ピックアップ
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_7320.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
この際、汚れもキレイにして
ピックアップリングも黒に交換
配線は問題なかったのが幸い。
コントロールノブは3つしか
付いていなかったので
4個セットを購入して交換。
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/22.jpg?resize=277%2C300&ssl=1)
フレット
フレットはヘコミも汚れも
あったので擦り合わせから
やっておきます。
養生テープも
そのままで金属磨きで
ピカピカに。
ボディヤスリ掛け
正直、新品購入や良い値段で
買ったギターなら
やらなかったと思う。
購入時から
表面に塗装の段差(クリア剥げ?)や
打痕が多かったので
思いきれたのだと思う。
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/555.jpg?resize=234%2C300&ssl=1)
紙やすり・耐水ペーパーを使って
ガッツリやってみます。
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7336.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
ヒートガンで塗装を全部剥がそうと
思ったけどラッカー塗装なので
煙モクモクしてきたので すぐ中止。
粗目の紙やすりで 削りました。
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7337.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
塗装全剥がしに変更
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7345.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
レリック加工風に
カッコよくしようと思ったのですが
トップコートが剥がれちゃってる部分が
どうしようもなく
細かいヤスリ傷も消えないので
オービルサンダーを使って
全部剥がすことにしました。
レリック加工から
オイルフィニッシュに急遽変更!
オービルサンダー
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7423.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
電動ヤスリ掛けマシーン!
失敗した背面から
思い切って掛けてみます。
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7424.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
1時間後・・結構大変だなコレ・・
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7427.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7428.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7429.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
作業日数・・2日
実質作業時間・・3時間強
なんとか全部剥がれました。
細かい部分は手作業です。
導電塗料を塗る
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7430.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
ピックアップを含め
動作確認は出来ているので
コントロールキャビティ内も
導電塗料を塗り直します。
しっかりノイズ対策。
こういう小さい作業を大事にしたい(笑)
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7431-1.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7432.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
オイルフィニッシュ作業
色んなブログやサイトを拝見した結果
【ワトコオイル】が良さそうなので
これでいきます。
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7434.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7433.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
↑ ハケでタップリ塗って
30分放置・・吹き上げ後の画像
1時間くらい置いて
二度目を塗りながら
耐水ペーパーでコスコス・・
水砥ぎならぬオイル砥ぎ。
(手袋着用の為、画像撮れません・・)
同じように30分後
吹き上げてから24時間乾燥。
背面は申し分なしだけど
表がちょっと物足りない気がしません?
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7444.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7441.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
↑24時間乾燥後
2回目の塗布、吹き上げ後
色的には満足
この後、もう一晩乾燥。
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7451.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
乾燥しても
色味も変わらないので
このまま組上げていきます。
表面が乾くのに時間は
掛かりませんでしたが
完全に乾燥するまで数日掛かります。
蜜蝋クリームで仕上げ
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7481.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
色々調べてみると
蜜蝋ワックスで仕上げると良いと
いう事なのでAmazonで購入
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7482.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
軍手で直接ぬりぬり
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7484.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
指板にも塗れるので
この際ぬりぬり
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/無題-1.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
30分後 残ってるワックスを
拭き上げて完成。
艶も出て
凄く良くなりました。
パーツ組上げ作業
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/5.jpg?resize=224%2C300&ssl=1)
ペグ取り付け
オイルフィニッシュなので
補修跡はハッキリ残ってしまいましたが
とりあえず打開策が見つかるまで
このままにしておきます。
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7459-1.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7460.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7459.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
PUコントロール・ジャックの配線
ちゃんと写真撮っておいて
良かった。
配線関係は外す前に
写真で残した方が安心です。
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7461.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
動作確認
ジャックにシールドを刺して
アンプに繋いで
フロント・リアを切り替えながら
ピックアップをトントンと。
切り替えも出来たし
ちゃんとアンプから音が出たので
とりあえずOK。
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7462.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7463.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
堂々の完成
オイルフィニッシュ用の
お手入れは、この記事に追記して
弦を張った画像や
音源なんかもアップ出来たらと
思っています。
まとめ~個人的総評~
![](https://i0.wp.com/ikumen-hiro.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7341.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
今回は購入したギターが
- 【ジャンク】であったこと、
- 【ネックが折れてた】こと、
- 【塗装の剥がれ方が汚かった】ことが要因で
ここまでやりました。
あそこまでキレイに剥がせたので
ラッカー塗装も一度は考えたのですが
自宅にガレージや作業部屋が
あるわけではないので断念。
オイルフィニッシュ・ギターで
ネット検索掛けて
辿り着いたのが この方法だっただけでしたが
正直・満足です。
ここまでバラしたので
ネックのねじれ補正(すり合わせ)や
細かいセッティングを
全て自分で出来たので
このまま自分の手元に
残すギターとして愛着も沸いたので
大事にしたいと思います。
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