ジャンクとして購入した
GIBSON Les Paul Studioを
素人が自分の手で
どこまで出来るかやってみます。
Contents
ネック折れをボンドで接着
ネック折れの修理と
音出しまでは前回の記事で書きましたが
今回は見た目をやっていきます。
各パーツ外れ・汚れ
せっかくなので
金属パーツは磨いておきます。
ブリッジは謎の日本製が付いていたので
GOTOH製に交換しちゃいました。
ブリッジ:GE104B
GIBSON レスポールスタジオに付きましたが
キッツキツでした・・
テールピースもアンカーはねじ込む大変だったので
純正を使っています。
テールピース:GE101Z
ピックアップ

この際、汚れもキレイにして
ピックアップリングも黒に交換
配線は問題なかったのが幸い。
コントロールノブは3つしか
付いていなかったので
4個セットを購入して交換。

フレット
フレットはヘコミも汚れも
あったので擦り合わせから
やっておきます。
養生テープも
そのままで金属磨きで
ピカピカに。
ボディヤスリ掛け
正直、新品購入や良い値段で
買ったギターなら
やらなかったと思う。
購入時から
表面に塗装の段差(クリア剥げ?)や
打痕が多かったので
思いきれたのだと思う。

紙やすり・耐水ペーパーを使って
ガッツリやってみます。

ヒートガンで塗装を全部剥がそうと
思ったけどラッカー塗装なので
煙モクモクしてきたので すぐ中止。
粗目の紙やすりで 削りました。

塗装全剥がしに変更

レリック加工風に
カッコよくしようと思ったのですが
トップコートが剥がれちゃってる部分が
どうしようもなく
細かいヤスリ傷も消えないので
オービルサンダーを使って
全部剥がすことにしました。
レリック加工から
オイルフィニッシュに急遽変更!
オービルサンダー

電動ヤスリ掛けマシーン!
失敗した背面から
思い切って掛けてみます。

1時間後・・結構大変だなコレ・・



作業日数・・2日
実質作業時間・・3時間強
なんとか全部剥がれました。
細かい部分は手作業です。
導電塗料を塗る

ピックアップを含め
動作確認は出来ているので
コントロールキャビティ内も
導電塗料を塗り直します。
しっかりノイズ対策。
こういう小さい作業を大事にしたい(笑)


オイルフィニッシュ作業
色んなブログやサイトを拝見した結果
【ワトコオイル】が良さそうなので
これでいきます。


↑ ハケでタップリ塗って
30分放置・・吹き上げ後の画像
1時間くらい置いて
二度目を塗りながら
耐水ペーパーでコスコス・・
水砥ぎならぬオイル砥ぎ。
(手袋着用の為、画像撮れません・・)
同じように30分後
吹き上げてから24時間乾燥。
背面は申し分なしだけど
表がちょっと物足りない気がしません?


↑24時間乾燥後
2回目の塗布、吹き上げ後
色的には満足
この後、もう一晩乾燥。

乾燥しても
色味も変わらないので
このまま組上げていきます。
表面が乾くのに時間は
掛かりませんでしたが
完全に乾燥するまで数日掛かります。
蜜蝋クリームで仕上げ

色々調べてみると
蜜蝋ワックスで仕上げると良いと
いう事なのでAmazonで購入

軍手で直接ぬりぬり

指板にも塗れるので
この際ぬりぬり

30分後 残ってるワックスを
拭き上げて完成。
艶も出て
凄く良くなりました。
パーツ組上げ作業

ペグ取り付け
オイルフィニッシュなので
補修跡はハッキリ残ってしまいましたが
とりあえず打開策が見つかるまで
このままにしておきます。



PUコントロール・ジャックの配線
ちゃんと写真撮っておいて
良かった。
配線関係は外す前に
写真で残した方が安心です。

動作確認
ジャックにシールドを刺して
アンプに繋いで
フロント・リアを切り替えながら
ピックアップをトントンと。
切り替えも出来たし
ちゃんとアンプから音が出たので
とりあえずOK。


堂々の完成
オイルフィニッシュ用の
お手入れは、この記事に追記して
弦を張った画像や
音源なんかもアップ出来たらと
思っています。
まとめ~個人的総評~

今回は購入したギターが
- 【ジャンク】であったこと、
- 【ネックが折れてた】こと、
- 【塗装の剥がれ方が汚かった】ことが要因で
ここまでやりました。
あそこまでキレイに剥がせたので
ラッカー塗装も一度は考えたのですが
自宅にガレージや作業部屋が
あるわけではないので断念。
オイルフィニッシュ・ギターで
ネット検索掛けて
辿り着いたのが この方法だっただけでしたが
正直・満足です。
ここまでバラしたので
ネックのねじれ補正(すり合わせ)や
細かいセッティングを
全て自分で出来たので
このまま自分の手元に
残すギターとして愛着も沸いたので
大事にしたいと思います。
[…] […]