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GIBSON Les Paul Studio
某フリマアプリで購入
ジャンクとして購入したのですが
ネックが折れてしまっていて演奏できない状態です。
① ネック:ヘッド折れ
② 各パーツ外れ
③ 経年劣化(汚れ)
①が致命的な為、格安で手に入りました。
本当は一つの記事で
全部書こうと思ったのですが
長くなりそうなので
分けて書いていきます。
Ⅰ.折れたネックの修理
これは結構見掛ける症状の為、
修理方法もネットに飽和してますので
同じようにやっていきます。
① クランプ
② タイトボンド
③ 紙やすり
④ 木工パテ
① タイトボンドで接着

ボンドを付けない状態で
合わせてみて
クラップ(あて木等)で
挟んでみます。
このまま、いけそうなので
タイトボンドを万遍なく塗ります。


絵具用の筆で
奥まで、しっかり塗っていきます。
奥まで接着剤が入り込まないと
接着不良を起こすようなので
しっかり塗ります。
水で薄めてスポイトや注射器を
使う方法もあります。

クランプで挟んでいくと
ボンドが溢れてきますので
乾く前にふき取ります。
溢れてきたボンドを取り除いておかないと
あて木とヘッドが
離れなくなってしまいます!
この状態で
念の為、丸三日放置して乾燥

結構しっかり接着されていて
ビクともしません。
拭き取りきれなった接着剤を
ココで取っておきます。

指で触ってみて
段差を感じない程度まで
#1000~2000程度で
ヤスリ掛けします。

塗装は取れますが
キレイになりました。
ちゃんと接着はしてますが
破片が少し無くなってしまっていて
凹んでいたので木工パテで埋めちゃいます。

裂け目に木工パテを
塗り込んで乾燥させます。
乾燥したら再度ヤスリ掛け
今度は仕上げなので
目が細かいのでやります。

見た目は修復感がありますが
触った感じはツルツルです。
Ⅱ.パーツの組み立て
今回は【音が出るまで】を書くのが
目的なので補強~塗装は次回に。

ピックアップがプランプラン・・
エスカッションが破損。
両方とも使えないので買いました。

ピックアップの動作確認は
弦を張ってない場合は
シールドとアンプに繋いで
携帯の音楽でもピックアップに近づけながら
スイッチ切り替えて
アンプから音が出れば
とりあえずOK。
細かい調整は最後にしました。

ヘッドの折れた跡(シワ)は
布を敷いてアイロンを
伸ばすようにあてて修正
仕上げに耐水ペーパーで。
温度が高すぎたり
当てる時間が長いと
布の跡が付くので【中】ぐらいで
少しずつにしました。
最後にペグを取付けて
弦を張ったら完成。
動作確認です。
仕上がり確認

ヘッド折れ:ボンド接着・木工パテ・研磨

エスカッション:購入→交換

全体:研磨・クリーニング
まとめ~個人的総評~

ネットで見た限り
ギターの「ネック折れ」というのは
よくある光景なようで
直し方なんかも
丁寧に書いてあったり
Youtubeでも見掛けました。
完全に分離してしまったり
ひどい状況の際は
専門業者さんにお願いするしか
ないと思いますが
私と同じような状態であれば
補強しなくても自分で直しても
直せる範囲だと感じました。
※使用頻度や状況によっては
補強入れた方が良さそうです・・・
実際に掛かった時間を
書いておきますので参考までに。
1.タイトボンドで接着
作業:1時間程度
乾燥:2日
ヘッドのアイロン:10分
組上げ:2時間程度
まぁほとんど乾燥待ちでしたけど。
普段 家弾きで
ギタースタンドがあるなら
接着だけでも大丈夫かな?
という気はしました。

補強準備(余談)
今回は補強無しで
ココまでやりましたが
しばらく様子を見て補強を入れようと
思っているので
準備だけしておきました。
①ドラムスティック
②のこぎり
③ヤスリ関係
④小刀、カッター
⑤木工パテ

①ドラムスティックの持ち手側
端を切り落として
3cmくらい切る

縦に真っ二つに割る



こうなる。
ドラムスティックって
めちゃくちゃ固い・・
時間がある時に
補強と塗装をやっていきます。
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