今回はLEVI’S 501XX 110周年復刻モデルを
ディテールを見ながらリペアしていきます。
↑紙パッチ
↑BIGE・黒カン
↑赤耳(セルビッチ)
↑裾:チェーンステッチ
↑バックポケット:チェーンステッチ
↑ボタン裏刻印:555
90年代後半
リーバイスオリジナルのアメリカ製
レプリカ第一号の商品になると思います。
made in USA の501。
そしてバレンシア工場製。
以上のことから持っていて損はない一本だと思い
直していきたいと思います。
Contents
リペアが必要な箇所
右足の穴:二か所
左足の穴:二か所
股部分:一か所
裾:両足
結構あるな・・・根気よくやっていきます。
各足部分:大きな穴
大きな穴に関しては裏からデニム地をあてていきます。
①裏面にひっくり返して
②あて布のサイズを決めてカットします。
③今回はサイドを切らないで無理やりミシンで縫っていきます。
④あて布を衣料用ボンドで仮止めして
⑤表から画像のように縫っていきます。
もう片方も同じように出来ました。
各足部分:小さい穴
こちらはプロっぽくやってみます。
①裏面にひっくり返します。
②しつけ糸を穴を塞ぐように敷き詰めます。
③上から接着芯をアイロンで付けます。
④少し大きめにカットした接着芯を上から被せます。
⑤表面からジグサグに縫っていきます。
もう片方も同様に仕上げていきます。
本当はサイドを開いて
直した方がキレイに仕上がります。
股部分
これはめんどくさい・・
あまり大掛かりにやってしまうと
かっこ悪くなってしまうので
小さくカットしたデニムを当てて
ジグザク・・・
裾部分
これが一番悩んだ・・・
チェーンステッチなので
そこら辺のデニムの裾を使っても・・
なので今回使用したのは【ユニクロのデニム】
ユニクロのデニムにはチェーンステッチの物があり
古着屋で安く手に入ります。
この裾をカットして裏から繋げていきます。
①色味の似たユニクロデニムを購入
②裾を少し大きめにカット
③裏から当ててボンドで仮固定
④表面から目立たないよいうに縫う。
どうですか?
変にリペアするよりは
ほかのデニムから持ってくると
まぁまぁな仕上がりになります。
まとめ~個人的総評~
リーバイスの「made in USA」や「復刻」
最近高騰しているので、状態の良いものは
やはり高い。
でも状態が悪ければ、その分安い。
自分で直せるのであれば
こういった方法もアリかなと
今回やってみました。
ただ本当に高価なデニムは
業者さんにお願いした方が良いかなと
個人的には思いました。