しばらく放置されていたスエードブーツ
表面もガチガチになってしまっていて
履くのはちょっと・・・
こんな状態になってしまったブーツを
なるべくお金を掛けないで
復活させていきたいと思います。
Contents
スエードブーツを丸洗い
今回洗っていくのは
REDWINGの8181という型番
1.ブーツの状態を確認

~スエードブーツが汚れる主な原因~
①起毛しているため汚れや埃が付きやすい
②摩擦で起毛が寝る→湿気を含む
③耐久性に弱い
簡単にいうと
①毛が立っている
②そこに汚れが入り込む
Ⅰ.用意するもの
①馬毛ブラシ
②ヘアシャンプー
③ヘアトリートメント
④新聞紙
④MINKOIL(ミンクオイル)
⑤不要な靴下(洗濯してあるヤツ)
⑥防水スプレー
Ⅱ.実際に洗っていきます

1. ブラッシング

靴紐を外しベロのあたり
ソールとインソールの境目など
ホコリが詰まっているので
丁寧に取り除きます。
2. ぬるま湯につける

洗面台などブーツが丸っと入る容器に
一気にいれてしまいます。
スエードブーツの場合
一回で丸ごと漬けてしまわないと
シミになってしまうことがあるよ
3. シャンプーで洗う


今回はヘアシャンプーを使っていますが
スエード専用のシャンプーもありますので
余裕があればコチラがオススメです
4. すすぎ洗い

画像を取り忘れてしまいましたが
泡が残らないよう丁寧に流します。
5. トリートメント

全体的に薄くなじませるようにして
2~3分 おいてみました。
シャンプーと同じよう洗剤が残らないよう
丁寧に流していきます。
6. 丁寧に拭く


まだ濡れているから
汚れの落ち具合は わからないね。
触った感じは洗う前とは
全然違うよ!
7. 新聞紙を詰める

ココで新聞紙を たくさん詰めて
形を整えながら水気を取ります
8. 陰干し

詰め終わったら
- 日が当たらない
- 風通しの良い場所
に陰干しします。
一晩置いたらシューキーパーを入れて
完全に乾くまで陰干しします。
スエードブーツなので
結構時間が掛かると思います。
9. 二十四時間後

左側が洗う前、右側が乾燥後
色合いの加工等は一切していないのに
全然違う。
激しい黒ずみは落ち切れていないけど
洗う前と比べると全然違います。
10. 内側の手入れ

ここでミンクオイルと
捨てる前の靴下(洗濯はしてある)を用意します。

ブーツの内側(かかと~くるぶし辺り)にかけて
軽く塗りこんでおきます。
ブーツを丸洗いしているので
その分は固くなっているので お手入れをしておきます。
11. 仕上げ
乾いたら仕上げに
防水スプレーを吹きつけて完成です
革靴 防水 撥水 スプレー mowbray プロテクターアルファ
なぜスエード(起毛)に防水スプレーが必需なのか?

なんで防水スプレーを使うの?
コレはやるとやらないは
大きく違うんだよ
①起毛は構造上水が染み込みやすい
②水と汚れが一緒に染み込むと取れなくなる
③目立つシミになる
上記の理由があるため防水スプレーを施すのです。
まとめ~個人的総評~

今回は家にあるものだけでやりましたが
素材がスエードということもあり
心配だという方は
起毛にカビが生えた!

あまりの衝撃で画像を取り忘れましたが
スエードブーツにもカビが生えてくるのです。
これは普通のレザーブーツ用に家にあったやつですが
いらない布に染み込ませて、ぬぐう様に拭いていきます。